一見、グレー？という感じに地味めに見える石だけど、ちょっと持ち上げて角度をつけてみると、青緑っぽいネオンのような、ゴールドやオレンジっぽい色も交じるような、ちょっとハイテク感漂うような色に輝くラブラドライト。 一言で言うならば、宇宙的な、あるいは銀河的な石。 ラブラドライトという名前は1770年に最初にこの石が発見されたカナダのラブラドル半島から取られています。前述のこの魅惑的な輝きは、ラブラドレッセンスと呼ばれ、この石を特徴づけるものとなっています。 身に着けていると、生来持っているマジカルな力を目覚めさせることから「魔法の石」と呼ばれますが、ここで言うマジックというのは、透視能力やテレパシー、予言、アカシックレコードへのアクセス、過去生の記憶へのアクセス、高次の存在やスピリットとのコミュニケーションというようなわかりやすいサイキック能力にとどまらず、メンタルおよび直観的な能力も含まれます。 自己の完全性に気づくことが自分自身をマスターする道であることであっても、それを見失ってしまって、人と比べたり、他者をコントロールしようとしてしまったりすることもあるかもしれません。そんな傾向から切り離し、そのレベル感ではない次元に通路を開いてくれるような、自己探求の冒険の旅に出るための相棒のような石。 瞑想のときにサードアイの上に置いておくと、将来や過去、時間と時間を超えた内なる領域におけるビジョン体験をもたらしてくれるとも言われます。 私自身のラブラドライトに関するエピソードでいえば、館を立ち上げたあと、久しぶりにブレスレットをアップデートしたくなり、星読みでヒーラーのyujiさんに相談したところ、問答無用で（笑）、この石のブレスレットが送られてきました（注：yujiさんは現在は石の個別対応をされていません）。 当時私は石に詳しいわけではなく、また特に特定の石に対するこだわりもなかったので、へぇ、という感じで身につけはじめました。 天邪鬼気質のある私にとっては、人とあまりかぶることもなさそうな、個性的で独特な雰囲気がとても気に入るポイントだったのですが、身につけていくうちに、自分の宇宙アンテナの感度を高めてくれたような気がします。 というのも、館をスタートすることで、その時はある種「人生の、ある一定の到達点に来たのかも！」などと思っていたのですが、全くそんなことはなく、本来いるべき場所、スタート地点に立っただけだったのか、と気付かされたり、より深く内省し、本当の自分についての学びが加速していったように感じるからです。 もちろん、それはラブラドライトだけのおかげではなく星の影響や色々あってのことでしょうが、ちょうど山羊座の私にとってその頃というのは、星の動き的にもなかなかにハードでヘビーだった時期で、つまりそれは、大きなチャンスの時期ともいえるのですが、星の大きな影響の波に飲まれるのではなく、なんとか乗りこなすための直観をサポートしてくれたのでは？と思ったりするのです。今思えばですが…。 また、それとはちょっと違った話ですが、私がある人に誘われて、自分らしくない選択をしようとしていたことがありました。私の身近にいる直感力高めな人からは、やめた方がいいんじゃないか？と何度も言われていたにも関わらず、私はその人と会う約束もしてしまったし、行かないわけにはいかないと思い、自分の直観も無視して、思考優先で、その人に会いに行こうと身支度して準備をしていたときのことです。 出かけるほんとに直前に、突然、そのyujiさんに作ってもらったラブラドライトのブレスがブチッと切れて、石がバラバラになってしまったのです。さすがにそんなことがあったので出かけるのを止めたということもあります。 石が身代わりになってくれる、というような話はよく聞きますが、今あらためてこの石について調べていたら、ラブラドライトは、マジックや儀式に特に有用であり、他の領域レベルに仕える人にとってはサイキックプロテクションに働く、というような記述も見つけたので、人間的な例えば、金銭的なダメージとかそういうことではなく、エネルギーの質的な意味で、守ってもらったのかもしれないな…とふと思いました。 そんなこんなで私にとっても思い出深いというか、頼りにしている石でもあるし、館に来るお客さんも、「この石すごいですねー」と興味津々で手にとってくださる方も多い、魅惑的なお石ちゃんです。 ---- Size: 4.3×4.7×1.7cm Weight: 39.6g Origin: マダガスカル Chakra: All Astrological Signs：獅子座、蠍座、射手座 Numbers: 6, 7 ---- ※鉱物学的、およびメタフィジカルな情報に関しては、♪♬♪MELODY♬♪♬の『LOVE IS IN THE EARTH THE CRYSTAL AND MINERAL ENCYCLOPEDIA -THE LITTLE FANTASTIC and THE LAST TESTAMENT』および、Robert Simmons & Naisha Ahsian with contributions by Hazel Ravenによる『THE BOOK OF STONES -WHO THEY ARE & WHAT THEY TEACH- REVISED & EXPANDED EDITION』より一部引用・翻訳して掲載しています。 （誤訳の可能性があることをご承知おきください）